どうして仕事を辞め主夫になったんだっけという話
今回は自分が主夫になった経緯を書いておこうと思います。忘備録的にではありますが。
私は某ゲーム会社のデザイナーをしていたんですが、
まあ小さい会社によくある
福利厚生という言葉が存在しない
残業代という言葉が存在しない
休日出勤手当、振替休日が存在しない
ボーナスが存在しない
ゲームが好きだからこの仕事につけていることを
ありがたく思えという言葉は存在する
そんな会社に勤めてました。
普通に上4つの会社は多数あると思います。自分も他業種の仕事をしたことがありますがそれはそれはひどいところもありました。
でも、そういうのをあまり苦だと思わない人間なので問題はありませんでした。
ではなぜ仕事を辞めたのか。
そう。
あれ。
人間関係です。
同僚が嫌なら無視すればいいだけです。(それもあれだけど
直接の上司が嫌ならば部署替えをお願いすることでなんとかなるか、
上司が辞めるか、上に行ってくれるのを待てばいいです。
でも零細な小さい会社ってほぼみんな横並びで役職もあってないようなもので
直接の上司って社長になるんですよ。
社長と仲悪かったら手の打ちようがないんじゃない?って話になるんですね。
何年前か、急に社長の自分に対する接し方が変わりまして
仕事をしても評価しない、自分だけ無視、給料上がらない、
そのうえ全部責任は自分に押し付けられる始末。
なんだこれ、なにかのプレイでも始まったのか!?と思いましたよ。
正直急変したんで。
それでも家族もあるし、頑張らないと。いつかは社長も元のように評価してくれるだろうと
社畜精神爆発させて頑張りました。
数年いろいろやってみてがんばったけど変わりませんでした。
社長がこちらを嫌っているのは、自分ではどうしようもありません。
社長が辞めるまで我慢するしかありません。
もうつらくてつらくて。
会社に向かう足が意識と反対に急に止まったり・・
急に涙がポロポロ流れだしたり・・・
毎日吐き気を催す咳が止まらなくなったり・・・
これは自分が壊れるかもしれない。
自分を守るのは自分しかないと思って辞めました。
辞めてすぐに上記の症状が止まったのは言うまでもありません。
人間関係の怖さっていろいろあると思うんです。
一番に思ったのは家族に伝えた時です。
人間関係って外の人には見えない、社内だけのものじゃないですか。
自分は家にそういうのを持ち込みたくないので、家ではそういう話は冗談交じりにしていただけだったので、妻はそれが理由で辞めたことをなかなか理解しれくれませんでした。
周りの人からも急に辞めたように思われたみたいで、
辞めた後もいろいろ連絡をいただきましたが
ちがうんですよ。
急に辞めたんじゃないんです。
苦しんでいるのを誰にも気づかれないようにしていただけなんです。
人間関係の怖いところは、当人と社内の一部の人間だけが把握しているだけで
外部の人間には全く見えないところです。
自分が仕事ができないからかな・・・とか思うこともあります。
でも辞めた後、仕事で取引していたいろんな会社さんからお仕事の話とか、お誘いとかいただけているので、外の方々は評価してくださってたんだなぁとそこだけ安心しています。
今はフリーランスしつつ、主夫をしております。
フリーランスのほうが会社にいた時よりもストレスがないうえに、給料多いとかどういうことよと思うわけですが、メリット、デメリットもあるのでなんとも言えません。
ただ、仕事って人生の大半を占めるわけじゃないですか
先もなさそうなのに、安定した給与の為にずーっと我慢してそこに張り付いているくらいなら、少しのリスク覚悟で飛び出してもいいと思います。
その社長が前にいったことがあります。(まだ辞める前の話)
「自分の人生一度きりなのにそれでいいの?俺ならいろいろ挑戦するけどね」と。
そうだよ。自分の人生一度きりだもんね。
あなたの言うとおりだったよ。
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